富士山噴火による火山灰対策

火山灰対策の重要性

2040年までに富士山が噴火する確率が高くなっている現在、1か月後に起きてもおかしくない状況だという専門家によるデータが出てきています。当社がある所沢エリアでも10cmの火山灰が積もる可能性があるというハザードマップもあり、何らかの対策が必要な時期になっています。
家の中に火山灰を入れないために窓の対策をしたり、屋根に降り積もる重い火山灰を溜まりにくくする対策や気密性の高い玄関ドアに変えたりと対策は様々・・

富士山噴火による火山灰降灰エリア

令和3年3月富士山火山対策協議会による富士山ハザードマップ

 

富士山噴火火山灰降灰予想エリア 所沢市

富士山噴火火山灰降灰予想エリア 所沢市

富士山噴火に備える住まいの対策:内窓で火山灰から家を守る

近年、富士山の火山活動への関心が高まっています。万が一、富士山が噴火した場合、大量の火山灰が降下し、私たちの生活に様々な影響を与える可能性があります。

特に住宅においては、窓からの火山灰の侵入が大きな問題となります。室内に火山灰が入り込むと、清掃が大変になるだけでなく、健康被害や家電製品の故障の原因にもなりかねません。

そこで、有効な対策の一つとして推奨するのが「内窓」の設置です。

内窓は、既存の窓の内側にもう一つ窓を取り付けることで、二重の窓構造を作り出します。これにより、以下のような効果が期待できます。

  • 火山灰の侵入を大幅に軽減: 隙間を減らし、火山灰の室内への侵入を効果的に防ぎます。
  • 断熱性能の向上: 窓の断熱性が高まり、冷暖房効率がアップします。
  • 防音効果の向上: 外部からの騒音を軽減し、より快適な室内環境を実現します。
  • 結露の抑制: 窓の結露を軽減し、カビの発生を防ぎます。

内窓設置のメリット

  • 手軽な工事: 大がかりな工事は不要で、比較的短時間で設置できます。
  • 様々な窓に対応: 既存の窓の種類を問わず、設置が可能です。
  • 補助金制度の活用: 自治体によっては、内窓設置に関する補助金制度が利用できる場合があります。

富士山噴火に備え、大切な住まいと家族を守るために、内窓の設置をご検討ください。

富士山の噴火による火山灰は、屋根にも様々な影響を与える可能性があります。以下に、屋根に対する主な被害と、考えられる対策についてまとめます。

富士山噴火による屋根への主な被害

  • 火山灰の堆積: 噴火の規模や風向きによって、大量の火山灰が屋根に降り積もります。
  • 重量による負荷: 湿った火山灰は重量が増し、屋根に過度な負荷がかかる可能性があります。
  • 雨樋の詰まり: 雨樋に火山灰が溜まり、雨水の排水を妨げる可能性があります。
  • 雨漏りのリスク: 火山灰が隙間に入り込み、雨漏りを引き起こす可能性があります。
  • 建材の劣化: 長期間の火山灰の堆積や、火山灰に含まれる成分によって、屋根材が劣化する可能性があります。

富士山噴火に対する屋根の対策

噴火前にできる対策と、噴火後に必要な対策に分けて考えられます。

噴火前にできる対策

  • 屋根の点検と補修: 定期的に屋根の状態を点検し、ひび割れや破損箇所があれば事前に補修しておきましょう。
  • 雨樋の清掃: 雨樋に落ち葉やゴミが溜まっていないか確認し、清掃しておきましょう。火山灰が堆積した場合でも、ある程度排水できるようにしておくことが重要です。
  • 屋根材の確認: 耐久性の高い屋根材を使用しているか確認し、必要であれば専門家に相談して対策を検討しましょう。屋根材としては火山灰が積み重なる事で重みが増し、雨が降るとセメントのように固まった状態になり家屋の倒壊も考えられます。ガルバリウム鋼板屋根のように火山灰が滑り落ちて積み重なりにくい材質と軽量な屋根材なので火山灰対策として有効になります
  • 専門業者との連携: 万が一の噴火に備え、屋根の専門業者と連絡を取り合えるようにしておくと安心です。

噴火後に必要な対策

  • 火山灰の除去: 屋根に積もった火山灰は、速やかに除去することが重要です。
    • 安全な方法で: 無理に高い場所に登らず、専門業者に依頼することを検討しましょう。
    • 水洗いは注意が必要: 火山灰が排水溝を詰まらせる可能性があるため、大量の水で洗い流すのは避けるべきです。
    • 清掃方法: 箒やブラシで丁寧に掃き集める、またはブロワーで吹き飛ばすなどの方法が考えられます。
  • 雨樋の清掃: 雨樋に溜まった火山灰を丁寧に清掃し、排水機能を回復させます。
  • 雨漏りの確認と補修: 雨漏りが発生していないか確認し、必要であれば専門業者に修理を依頼します。
  • 屋根材の状況確認: 火山灰による影響で屋根材に異常がないか確認し、必要に応じて専門家に相談します。

重要な注意点

  • 安全第一: 屋根の上での作業は危険を伴います。無理をせず、専門業者に依頼することを検討しましょう。
  • 二次被害の防止: 火山灰の除去作業を行う際は、落下による事故や、周囲への飛散にも注意が必要です。
  • 自治体の情報収集: 噴火が発生した場合や、その後の対策については、自治体からの情報をこまめに確認しましょう。避難指示や、清掃に関するガイドラインなどが発表される場合があります。

    富士山の噴火は突然起こることはないようです。事前に噴火の兆候があり、1週間後~1か月後位に噴火するという事のようですが、それからでは間に合いません。
    上記の対策は時間のかかる事なので事前に計画をしておくことが重要です

  • 窓の対策は内窓設置のページでご確認ください

屋根の対策は屋根リフォームページでご確認ください